自己紹介

平田彩恵です。

いの研では、あーちゃん、あー様、あーさん、あーたん、あーたま、と、あーの活用形で呼ばれています。

SFCにあるいの研に所属していながら、在籍は三田の法学部政治学科です。政治学科での好きな科目は政治思想と地方自治論で、西洋外交史は大嫌いです。

私の強みは、よい人と環境と出会うこと。
今まで出会った友人や仲間、学びの環境、それらを得るためのチャンスにとても恵まれていると思っています。

自分の芯を持ちながら、他人の話に耳を傾けて心からうなずけるような、しなやかな人になりたいと思っています。

▼大学まで

幼稚園から高校まで、カトリック系の一貫校に通っていました。多くの友人が、他者を尊重するということを自然と実践していたすばらしい環境でした。

また、非常に規則の多い（靴下は白しか履いてはならず、ひざ下の半分の高さまでしか上げてはいけなくて、学校行事の際には三つ織でした）学校で、傍から見れば自由の少ない学校でしたが、ここでは枠が与えられた中でいかに楽しさを見つけ出し、手元にあるリソースで何ができるかアイディアを出すということを学びました。

▼大学入学

政治の勉強をしたいと思い大学に入ったものの、日々の授業でビジョンのない方法論だけが語られることに飽き飽きし、ビジネスに興味を持つようになりました。手話サークルや、理工学部の技術を市場に出そうというコンセプトのもとに創られたサークル（K-TEC）、地域活性化を目指していたSIFE慶応などに所属し活動していました。

夏休みを過ぎたころに、SIFE慶応は解散。数ヶ月で得た貴重な経験から、ビジネスプランや大学の講義の机上の空論ではなく実際にプロジェクトを行う点に非常に意味を感じていました。
学生が大学での学びを最大化し、社会とのかかわりの中で成長できる場として、SIFEの慶應チームを再び立ち上げることにしました。それが今のSIFE Keioです。

また、SIFE Keioの個人的な目的としては、自分の最大の興味・関心ごとであった社会起業について一緒に学べる仲間をみつけることでもありました。 SIFE Keioの立ち上げを機に、たくさんの人と出会うことができました。

▼SIFE Keioチーム設立と運営

SIFE Keio立ち上げ時、まだ一年生だった私は、スキルと呼ばれるものもほとんどなく、一般的に言われる求心力のあるリーダーという感じでもなく、知り合いベースで人に会い、SIFEに興味を持ってくれる仲間を探すということを続けていました。

人に会うことを通して、SIFE Keioを一緒に運営することを真剣に考えてくれる仲間に助けられながら、組織として何かできる土壌を作り上げていきました。

また、興味深かったのは、代表としての私の仕事がサークルの時期によってどんどん変わっていくことでした。
最初は、本当に人に会うこと、SIFEの説明をすることが私の仕事でしたが、徐々に内部の問題、いかにメンバーのモチベーションを維持するか、どんなプロジェクト体制で行うか、などに関心ごとがシフトしていきました。
そして、代表としての最後の仕事は、いかにしてうまく組織を引き継ぐかということでした。

これらの一連の活動を通して、一緒に何かをやるための"仲間"と、人と何かをやる際の哲学、のようなものを少しずつ醸成してきたように思います。

現在は、後輩のプロジェクトにメンターとして関わっています。

SIFE Keioに関する活動のレポートはこちらからご覧ください。

▼いの研との出会い

社会起業やソーシャルイノベーションを学びたい、その思いはSIFEで活動するうちにますます強くなっていきました。通常、法学部では三年生からゼミに所属して専門分野を深く学ぶのですが、どれも私の学びたいものとは何か違う、という思いから井上研の門戸を叩きました。

社会起業・ソーシャルイノベーションの勉強は、それはそれは楽しく、私に大学に入った真の意味を教えてくれています。

▼フローレンスでのインターン

また、大学三年の夏からは、NPO法人フローレンスのソーシャルプロモーション部門でインターンとして半年間お仕事をさせていただきました。

具体的な仕事の内容は、代表の駒崎さんの執筆した「社会を変えるを仕事にする」のプロモーションや出版記念パーティの開催、メールマガジンの発行やメディア対応、プレスリリースの作成やアニュアルレポートの作成などです。事業形NPOの現場、社会起業家と呼ばれる経営者の生の姿をまじかに見ながら、実際に自分自身も手を動かしながら仕事をするのは大変貴重な機会だったと思います。

また、同時期にインターンとして在籍したメンバーは、仕事に対するシビアな姿勢、考え方などで非常に刺激をくれました。

フローレンスのインターンに関しての記事はこちらからご覧ください。

▼現在の私

現在、私のメインの活動は、下記マイ・プロジェクトをご参照ください。

その他には、下記のことを活動して行っています。

• SIFE Keioのメンター
• AIを使ったワークショップのお手伝い
• ソーシャルプロジェクトのためのプレスリリース講座の開催（希望があれば）
• いの研ウェブ制作

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マイ・プロジェクト

butterfly effect project 1.0

問題意識の源泉

私は生まれも育ちも新宿。歌舞伎町と道を一本挟んだ、大久保という地区に住んでいます。私は自分の住んでいる街が大好きです。

でも、大久保は私にとっては故郷であってもその他の多くの人、大久保という地区に今暮らす人にとってすら、街ではなく、ただ稼ぐための場所、ただ観光にくる場所でしかないのでしょう。私は自分の住む町が汚され、ずさんな扱われ方をすることに長い間心を痛めてきました。

都会で生まれ育ったからこそ、都会の性質として語られる他者への無関心や個人主義に違和感を覚え、そういうイメージを踏襲する外から来た人の態度に敏感に反応してしまうようになりました。

だから、私は思うのです。
ときに他者への無関心は、誰かを傷つけるものだ、と。

マザー・テレサは言いました。
「愛の反対は憎しみではなく無関心です」、と。

そして、他者への無関心は、決して誰かを傷つけるにとどまりません。
周囲への配慮がないために、自分自身の今いる場所を、居心地の悪いものにと自ら変えてしまっていることにもなるのです。

Theory of Change

真剣に自分以外の誰かのことを考えるコミュニケーションの機会を得ることができれば、話し手、聞き手が自身の尊厳と他者への関心を回復し、自分自身のいる場所、瞬間を自らの意思によって創り上げる人へと変わっていく

具体的なプロジェクトの内容と活動に関しては、マンスリーのレポートでご報告します。

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マイプロジェクト活動報告ブログのリンク

私の生涯の夢、ゴールは！

「社会や環境への無関心を乗り越えて人が自分のいる”場所”をデザインしていける、真に民主的な社会」の実現が私の大きな夢です。

真に民主的な状態とは、国の政治や制度に拠らず、私たち一人ひとりのマインドに拠るものだと思っています。そう、自分の友人や環境、自分の人生は自分自身でデザインし、創っていくことができるものなのです。

私は友人や環境に恵まれている、とこのページの最初の方に書きましたが、それは本当に運がよかっただけなのでしょうか？

少し前までは、私ってラッキーだな、恵まれているな、と思っていただけなのですが、自分の意志によって何かを立ち上げたり、人に会ったりする経験を通して、自分の身を置く環境は自分で何かを取捨選択した結果であり、私自身が創り上げているものなのかもしれないと次第に思うようになりました。

自分が望む環境を手に入れ気持ちよく生きるために、そして、全ての人が、誰かや何かに対する受身の態度から抜け出し能動的に社会と関わっていくことの楽しさを知るきっかけを生み出したいと考えています。

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butterfly effect project活動の記録