井上英之 研究室

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 マドレボニータ マコさんのお話を聞いて。

 

〔マドレボニータ〕

マドレボニータは「産後女性の健康と回復の増進」プログラムを提供している特定非営利活動法人です。代表の吉岡マコさんによって立ち上げられたこの団体と産後プログラムは、自身の産後の経験から生まれたものでした。
もともとマドレボニータとは、スペイン語で「美しい母」という意味を持っているそうですが、ここではただ単に外見が美しいという意味でなく、「心と体が豊かである美しさ」という意味を込めてられているそうで、母親となった女性がより美しく健康に人生を楽しめるためのサポートをしています。具体的には、ボールエクササイズを使った骨盤に優しい運動、それぞれの思いを共有するシェアリング、そして美と健康を自己管理できるようなセルフケア講座です。出産をしたらから、多くのことをあきらめてしまう女性が、自分の力で心と体を健康にしつつ、人生について向き合うことのできる機会を提供しています。

〔みらい感想〕

合宿の二日目、マドレボニータ代表の吉岡マコさんのお話を聞く貴重な機会がありました。まだ出産経験、さらには「子供を持つ」という想像さえもしたことにない私にとって、マコさんのお話は非常にインパクトの強く、リアリティに溢れたものでした。
マドレボニータ、そして産後プログラムを始めるきっかけとなった体験についてシェアしていただきました。出産後の女性の体には出産による大きな負担がかかるそうで、マコさんも出産前はヨガなどを通して体力づくりをしていたそうですが、それにも関わらず出産後は心も体も大変でした。出産によって骨盤が開くため、出産後は骨盤がグラグラな状態で寝たきりになってしまうのです。けれど、子供の世話もしないといけない。だからボロボロの体をたたき起こしてがんばる。結果的に、負担のかかった体の回復はさらに遅くなる。
また出産後は一日中家の中にいるため、会話する相手は赤ちゃんだけ。「今日は天気がいいですね~」「おむつ替えますよ~」といっても反応がなく、次第に自分のフィールドが狭くなり孤独を感じる…。
ところが、ずっと家の中にいるため、こんなにつらい状況は外に発信されない。結果的に「自分だけの問題」と思い込んでしまい、産後の女性の心や体に対する視点が見過ごされていったのです。この問題を外に伝えたのがマコさんでした。
負担のない体力づくりとシェイプアップ。マコさんが独自に開発したプログラムが今のマドレボニータで提供されているものとなっています。しかしあくまでもこのプログラムは、「自分で」美しくなる、また体を整えられる力をつける場です。マコさんもおっしゃっていたように「魚をあげるのではなく、魚の取り方を教える」ということです。マドレを卒業した後でも自分の力で美しくなれる。一人一人に力をつけてもらうところがマドレの素敵なところではないかと思いました。
マコさんがお話したプログラムの中でも特に興味深かったのは、マインドマップでした。お母さんたちが出産を機に自分の人生を考えることができるもので、マドレでは人生・仕事・パートナーシップの三本柱を通してマインドマップに取り組んでいます。その後、ほかのメンバーに自分のマインドマップをシェアする、という仕組みになっています。最初はお母さんたちも自分の思いを上手に言語化することが無図化し方のですが、回を重ねるごとに話せるようになり、毎週共有する時間を3分→4分→5分と増やしているそうです。さらに運動後は脳が活性化するから、自分のことを話したたくなるということで、体と同時に心のリハビリにもなっているそうです。
ちなみにこのマインドマップを旦那さんと行う方もいるそうです。しかし「マインドマップ」と言えば、「変な宗教??」と怪しまれてしまうかもしれないので、「脳を活性化するアクティビティ」と言って一緒に行っているそうです。これもおもしろいデザインだなぁ・・・とついつい感心してしましました。
ところで、マドレではプログラムの最初と最後に(全体)集合写真を撮るそうです。そのときの表情の違いが一目瞭然だとか。最初に比べて、最後の写真のお母さんたちの顔はみんな満面の笑みで笑っているそうなのです。母親が美しくなれば、家庭も社会も美しくなる。マコさんのお話を通して、それを実感することができるすばらしい機会となりました!(私も将来はマドレにお世話になりたいです。)



〔さとみ感想〕

  女性としても、社会起業家としてもたくさんの経験をされているマコさんのお話は、私がまだ知らない”リアルな部分”がたくさんあり聞いていてどきどきしっぱなしでした。そんな中で私がマコさんのお話を聞いていて印象的だったものが3点あります。
まずはインストラクター養成のための歴史につていです。1998年の9月に設立されたマドレボニータですが、インストラクター養成を始めようと思い動き出した当初はカセットテープと紙媒体の教材を使い、遠方の方でもインストラクターになれるような体制をとっていたそうです。そこまでするのか、というのが正直な感想でした。自分の活動範囲は限られている中で、いかにしてスケールアウトをしていくか、またその手段も問わないほどの想いがガツンと伝わってきました。また現在では、youtubeなどを使って映像を用いて課題を出し、次週までに受講者が課題内容の映像をyoutubeにアップするなど、時代とともにその養成スタイルにも変化があるようです。
多くのNPOが現場の人員不足で、WEBなどをコンスタントに更新するのも大変という話を聞いたことがあります。しかし、時代の波に乗りyoutubeで課題を出してしまうマドレボニータの斬新さに、驚き感銘を受けました。

次に、とても大切にされている想いに関して心に残っているのは、「お母さんだって、1人の大人の女性です。」というお話でした。子供がいるような立派な女性なのだから、しっかりとrespectを持って接しています。と言い切るマコさんがとても格好よく感じました。お母さんたちが「マドレに来れば、マコ先生に教われば、綺麗になれる」と考えるのではなく、「マドレで覚えたことを自分でやってみよう、そうすれば綺麗になれる」と考えてもらえるようにレッスンしているそうです。
これに関連して、気づいた点は、マドレのプログラムは全4回で完結するということです。普通、ダンスのレッスンなどは、何回でも受けたい時に受講できるものですが、4回で終わりということが、さらに「自分で覚えて自分でやる」ということを意識したプログラムなのだろうと感じました。
また、組織を運営していくにあたって、客観的なデータをとって分析していることにも感銘を受けました。私自身、ダンスの効果というのは体験してみて身体では感じることができるが、どうやって言語化しアウトプットしていけばいいのかとても難しいと感じていることだったのでとても参考になりました。今後自分の活動の中でも積極的に取り入れていこうと思います。

最後に、マコさんのお話を聞き実際にマドレボニータへ見学にいっているあゆみちゃんと話している中で、素敵な言葉が生まれたので紹介しておきます。

「確かな技術は信頼につながる。」

あゆみちゃんが実際に見学している中で気づいたのは、「もうちょっと自信をもって動きましょう。」などという抽象的な指示ではなく、「肩を耳より後ろにもっていきます。」というような具体的でわかりやすい指示をマコさんがされているということでした。
具体的な指示が出せるということが、お客さんの不安を減らし、さらに信頼へもつながっているのだと思います。
信じて用いるのは「信用」ですが、信頼とは、信じて頼ることです。たくさんの人から頼りにされているマコさんとマドレボニータが、今後も“ダンス”を通して世界を変えていくのかと思うと、ダンス大好き
 
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