井上英之 研究室

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坂崎あゆみ

【問0】事例選択

▼事例:

マドレボニータ http://www.madrebonita.com/

▼その組織のプログラム(単発のプロジェクトでなく、継続的に行われる事業内容):

産後女性の心身の健康回復と増進

▼その組織のミッション:

すべての産後女性に、「ママ」ではなく、「ひとりの自立した人間」としての居場所をつくる。

 

【問1】プログラムベースでSocial Impactを高めるには?今までやってきたこと&これからできそうなことは?


※プログラムベースでSocial Impactを高める3つの戦略(High Performance Nonprofit Organizationsより)
①Expansion(拡大)
②Diffusion(拡散)
③Policy Reform(政策改革)


▼①Expansion(拡大)について:

1998年9月、現マドレボニータ代表の吉岡マコ氏が『産後のボディケア&フィットネス教室』を開始しました。吉岡氏が大学院で学んでいた運動生理学や解剖学の知識や、個人的に勉強を続けていたフィットネス、ヨガ、東洋医学などのスキル、そして吉岡氏自身の出産経験を掛け合わせたものでした。のち、徐々に仲間を増やしていきます。例えば、「産後セルフケアインストラクター」の養成、世田谷区の子育て支援グループamigoの協力による自費出版、助産師・保健師・医師向けの講座、地方向けの通信講座や出張講座、などです。さらに、2006年には東京ソーシャルベンチャーズ(現ソーシャルベンチャーパートナーズ東京)やサービスグラント東京(SVGT)の投資先に認定され、産後の女性のケアが、産後の女性周辺だけでなく、社会に必要とされていることを、より多くの人と共有するようになりました。

▼②Diffusion(拡散)について:

志と技術を兼ね備えたインストラクターを輩出することで、プログラムの拡散をはかりました。2002年10月、『産後セルフケアインストラクター養成コース』が始まりました。のち、インストラクター認定試験制度をつくり、2007年7月には、養成コースが大幅リニューアルしました。

▼③Policy Reform(政策改革)について:

2007年4月に杉並区のバウチャー制度(子育て応援券)の事業者として認証を受け、公費負担でのプログラムの提供も一部実現しました。
将来的には、産後の女性が母子手帳を当たり前に受け取るのと同じように、心身の健康回復・増進プログラムを受けられるようにしたいです。

以上3点、 参考:マドレボニータのあゆみ
http://www.madrebonita.com/3.1.1.html 

【問2】Organizational capacityとは?

自らがどこにいるのかを知る力だと思います。

マドレボニータが、なぜ、インストラクター認定試験制度をつくったか?なぜ、養成コースが大幅リニューアルしたか?どんな認定試験制度なのか?どんなリニューアルだったのか?
など、まだ調べきれていない点は多くありますが、まず、そもそもマドレボニータは2002年の時点で「志と技術を兼ね備えたインストラクターを輩出する」「そのためにインストラクター養成コースをつくる」というプログラム拡大戦略をとりました。そして、2003年には、都内および近郊各地で養成コース卒業のインストラクターが、産後のボディケア&フィットネス教室を開催し始めます。インストラクター養成をやってみたこと、インストラクターを輩出したことで、養成コースのリニューアルの必要性と、インストラクター認定試験制度の必要性を知ったから、2007年にそれを実現させたのではないでしょうか。

自らがやってみて、やっていることの方向性は正しいかどうか?&今やっていなくて必要なことは何か?を知る力が、Organizational capacityなのではないかと思います。また、知ったあとにすぐ動きだす柔軟性まで含めて、Organizational capacityと言ってもいいのかもしれません。

 
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