ひろおとディズニーランド
【問0】すげえ組織の紹介とミッション
舞浜駅を降りると、笑顔になる。ワクワクする。言葉では表現できない感情が徐々に高まってくるのだ。夢の国への入り口と言えようか。一歩ずつ、一歩ずつ、その国へと近づいていく。
いつもは、楽しませてもらっている立場だったのだが、今日からは違う。僕自身が楽しませる立場になるのだ。そう、僕は、ディズニーランドのキャストになり、お客様に夢を見させるのだ!
僕の名前は「ひろお」(仮)。小さい頃からディズニーが大好きだった。そんな憧れの場所に今日から働くなんて・・・今でも信じられない。
もう、みんな知っていると思うけど、ディズニーランドは、日本でも屈指のアミューズメントパーク。プログラムなんて、みんな知っているよね!じゃあ、少し詳しくミッションを説明するね。東京ディズニーランドはミッションに位置するものを「フィロソフィー」という言葉で表現している。このフィロソフィーは「ハピネスへの道作り」で著されているのです。まあ、分かりやすく言うと、「人を幸せにする」ということです。うん。人を幸せにするというのは善だって明確だよね。この人を幸せにするというのを聞いて、「ディズニーランドにいて不幸になった」って言う人を聞いたことがありますかね?ほとんどの人が不幸と感じない。実際にリピーターが多いのがその証拠ではないでしょうか。しかし、よくよく考えると、一つのアトラクションに2時間も待たされ、アトラクション自体は10分弱で終わってしまう・・・。普段の生活では絶対にストレスです。だって、2時間も待つ電車に乗りたいと思いますか?最近の日本人は「待つ」ことをホント嫌いますからねぇ。でも、ディズニーランドは違う。だって、夢の国だから!
【問1】Social Impactを広げる三つの戦略
①Expansion(拡大)
Expansion strategies seek to create more programs or bigger organizations, and take scale literally as a matter of size. ・・・中略・・・An alternative expansion strategy would be to expand an organization itself so it can deliver a program in new sites.
(拡大という戦略は「もっとプログラムを創り上げ」たり、「組織をより大きくし」たり、「文字通り、サイズ(規模)を拡大しようとする際に用いられる。・・・中略・・・また組織自体を拡大させて、新しい分野を行うという考え方もできる」
ディズニーランドは現在、「ランド」と「シー」で構成されていますが、そもそもはランドのみの営業でした。しかし、とどまることの知らないディズニーランドということで、ディズニーシーが完成したのです。ランドもシーも楽しめる、そういったスーパーファンな人がリピーターする回数も増えるわけです。年間パスポートもすごい売れ行きです。
②Diffusion(拡散)
Diffusion strategies rely on the formal or spontaneous spread of a program or idea.
(拡散の戦略は、形式にあわせた(?)、または、自発的に事業やアイデアが広がっていくことである)
ディズニーランドの大きな特徴がここにあるのだと思います。「ディズニーランドはいい」という評判をお客さんが勝手に営業してくれるのです。ディズニーランドに来た人のほとんどが、評判を拡散してくれた。評判を聞いて新しいお客さんがやってきて、また評判を拡散させて・・・だから、平均3万人もの人が毎日やってくるのですね・・・。ピーク時なんて5万人くるらしいです。あぁ、僕も働いたら大変になるのかなぁ。ゴールデンウィークは忙しいぞ!!
③Policy Reform(政策改革)
Policy reform strategies do not focus directly on growth, but achieve impact through deliberate influence, networking, policy, and legal reform.
(政策改革は、直接的に(組織の)成長に焦点を当てているわけではない。しかし、意図的な影響、ネットワーク、政策、そして法を用いての改革を通してインパクトを与えるのだ)
ディズニーは夢の国です。だからこそ、現実と夢の世界は一線を画さなくてはならないのです。時々悪い人たちが、現実の世界に勝手にマスコットキャラクターを使って商売をしちゃうんだよね。これでは、ディズニーランドの評判が落ちかねない!ということで、商標を取得することで、勝手にマスコットを使わないようにさせたんです。
【問2】Organizational capacity
(1)あなたの組織のOrganizational capacityとPerformanceの評価
この問題は、ここをクリック!(ワード添付ファイル)
(2)「Organizational Capacityって何だろう?何で必要なんだろう?」
この質問に答えるには、まず、Organizational Capacity を説明しなくてはね。といってもさっきの(1)である程度分かるはず!(詳しくはこちら)今一度復習です。Organizational capacity というのは、一言で言えば、高いパフォーマンスを繰り出すための手段である、と本には書いてある。(the means for high performance)ってね。
じゃあ、どうやったら高いパフォーマンスができるかって言われれば、3つの能力が問われるわけだ。それが、
1, Program Delivery Capacity(プログラム遂行能力)
2. Program Expansion Capacity(プログラム拡大能力)
3. Adaptive Capacity(適応能力)
の3つ。Non-profitの組織において、missionを遂行するに当たっては、この3つが大切になってくる。とりわけ、3番目の Adaptive Capacityは Organizational Capacityにおいて大事だと本には書いてある。
(P26 We need support for the proposition that organizational capacity, especially the adaptive capacity needed to deliver on a mission, is a much more vital resource for the nonprofit sector.)
うーん。今回の僕の出した事例は営利企業であったため、いまいち当てはまらない部分があるかもしれないけれど、ディズニーランドにとって、Organizational Capacity とは、CS(顧客満足)とES(従業員満足)がどちらも常に最高潮に満たしており、なおかつCSとESの関連性が皆明確に理解している状態で運営すること、をいうのではないでしょうか。
さてさて、今日は23日。おぼっちゃま慶應関連者がぞくぞくとやってきたぞ~。今日は忙しくなりそうだ!