TOOL班のログ
今日の授業の流れ
- システム思考
- 経済論文の作法レビュー
- インタビュースキル
システム思考
スライド26:「『学習する組織』におけるシステム思考の役割」
※ ダブルループは、組織の学習の質を大幅に改善する!
意思決定の前提を問い直すプロセスだから
♪いのさん:
例えばSVP内であまり満足していなかった組織がいた。
『メール回数少なかったよね』
『そうだね、これからはメールでの意見交換をもっと増やそう!』
ということになったが…
あるSVPスタッフは、
『そもそも面談しながら思ってたんだけど、
顧客と支援者の言語が違っていたんじゃないか?』
(PPTの使い方、戦略的考え方、メーリスとか)
顧客は、コンサルの使い方を間違えていた。
⇒メールのトラフィックがなぜ起きないのか?という意識。
彼らが何を期待しているのをシェアしなかった。
前提として省略している部分があった。
※ システム思考をダブルループでやってみよう!
♪さっち:ダブルループをどういう思考で考えたらいいのか?
というこち役立つのが「そもそも論」!
つまり、「そもそも言語が違うんじゃない?」
「そもそも、こういうところ見忘れていたよね」
という点を考えたらいいんじゃない?
♪いのさん:本当はNOと言いたいのに、いろいろ理屈あるよね。
ちなみに、引用をしっかりしている点がいいね!
(PPT)特にPPTを公開したりするときには必要。
◆ なぜ、システム思考が私たちに大切なのか?
(ディスカッション Byいにょさん)
♪いのさん:
一番大事なのは、マイプロでCraftingをして、
Theory of Change(以下、TOC)を改善していくこと。
例えば、ダイエットの方法はわかるけど、ダイエットできていない。
それは、『策 × 客』がうまくいっていなくて、
それを解決できないないから。
『策 × 客』の間にGapがある。
大事なのは客のところに持っていって、もんでみること。
するとどんどん『策 × 客』が近づいていく。
だから「やってみる」ことがすごく重要。
そういう意味で、問題の構造を捉えること、
レバレッジをかけることは、つまり・・・
現状を自分なりに理解してみて(=システム思考する)、
そこからTOCを探す(この瞬間のTOC、TOC1)
※ TOC1は完成系ではない。
最初のTOCをシステム思考によって仮説的に立ててみる。
そしてそれをやってみる(つまり、客に合わせてみる、もむ)
↑ここがデザイン思考やクラフティング。プロトタイピング。
すると新しいTOC(TOC2)が生まれる。
*マイプロシートのプロジェクト編:
①:Me!編
②:Project編
③:Free編
①→②(TOC)→③→①→②→③
① が②に移っていく(TOC2になる)
TOC → TOC2 → TOC3
やってみる やってみる
現状に対して、どこをレバレッジするか検証していく。
どんな事業も一緒♪
But本当はめっちゃ難しいし、国とかはやってないし。
♪てんちゃん:投資家とかは「絶対に失敗しちゃだめ」
とか言われるから悩むよねー。
(TOC,システム思考についてのいのさん解説はてんちゃん図を参照)
『Input → Output(=Going Concern) → Outcome』
*ビジネス:「カルピスは『お腹を壊している人を助けたい』」と、
Going Concernに重点を置く。
*NPO:多くのNPOはOutcomeの集中して、Inputの意識が弱い。
=結果に対する意識は低い。
TOCはOutputからOutcomeへと移行できる方法論を示す
=「何をしたら変わる」
⇒Going Concernのためのあり方、Missionのためのあり方
…お互い学べるものはある。
☆Effectivenessがないと「意味ないじゃん」
☆TOCがないと「無駄じゃん」
♪バードさん:大きな夢やゴールを描いたら、
氷山の前提を考え直す前提にもなる。
例)BigIssue:「そもそも」を問いかけたときに、
水面下の話ができる。
意思決定がしやすくなる。
→なぜならゴールが遠くて大きいものだから。
○ ループ図、共有タイム♪
♪あゆみちゃん:実は本の真ん中は読む必要がなかった!
でも、本の読み方を知ってほしかった。
♪くぼ:ループ図を描いてて陥ったミス??レバレッジをかけたら、
ループ図が機能しなくなった;;
♪ばーどさん:もっと違う前提があるんじゃないの?
別の変数とかがかかわっているかも。
♪てんちゃん:私も自分が寝られないという問題に対して、
枕を変えるのではなく、
予定を考えるときに「ちょっと待て」と自分に問う。
(自分の前提に問いかけてみる)
→つぼだよね、そこ(あゆみちゃん)
♪いのさん:自分がどんなループにいるのか、
を一回距離を置いてみる。
てんちゃんは「正常な判断ができない」
という判断をした。
実は感情はくだらないものだったりする。
特定の行動様式をとれば、感情は変化できる!
感情は自分で選択できる。
→これってもしかしたら、システムから一歩はなれて、
自分の好む状況をつくることだよね。
♪はるぴ:正の作用をしたのに、時間がたつと
新しい問題が表れてくる。
さらに副作用がおきるかもしれないけど、
放置することは、現在の問題にYes、加担していることになる。
→問題をいじって、何かをすることはいいことだ!
経済論文の作法レビュー
地味な表紙だけどすごく読みやすかったです。
「頑張って勉強しようとする若者へのエール・ノウハウ本」だと思います。
モチベーション維持ブックと思いながら読んで欲しい。
提案
人の意識は変えようとしても中々変わらない。
環境や行動を変えることで意識は変わる。
100万ドルのキャンドルナイトはどう行動を変えたか。
みんな意識を変えようとしているけど、中々変わらない。
それなら服や化粧をかえたりする事で、変わる。
100万ドルがやったことはとてもシンプル。
たった一つボタンを押しただけ。
電気を消すというたった一つのことで、100万ドルといいながら800万人が巻き込まれてる。
もともと原発反対運動としてやりたかった。
原発反対運動なんてかっこ悪いことしたくない、目標は自分たちで決めるからいいですという提案があった。
それによってただスイッチを消すだけになった。
今人工衛星を持っている国に交渉して上から衛星で見えないかということをやろうとしてる。一回東京タワーを消してる。
「見える化」が成功している。
なぜ意識を変えようとしてるのかまで踏み込んでるのかと言う点が凄いと思った(ゆめかなぞうの感想あゆみさん)
▼ エピソード:「海馬」糸井重里
作業を始めないと、作業をするのに必要な脳細胞は働かない。
▼ 図書館のツアーとか、本当はやってもいい。
なぜ重要かを伝えながらやることも大事。
ツアーだけじゃなくて、ライティングのクラスがあって論文の作法、主観と客観をいかにわけるか、エンドノートをいかに書くかなど。
・スタディスキルズがないと、どんなに書いても穴が出てしまう。
・ビジネススクールに行った人が信用されるのは、同じ言語としてスタディスキルズを持っていることが分かっているから。
・ 非常に優れた人の昔の論文を読むと、ロジックがあって情緒あふれた文章になっている。背景に、漢文があるのではないか。日本は、戦後、海外のできあがった成果だけを導入したやり方だから。
・ 科学的な書き方ができるかどうかは、人生を変える。
>てん
文学部はやってるよー。日本のどこでもやってないわけではない。意味がどれだけ学生に伝わってるかは分からない。
>いぐちょん
それって高校でもやってますよね。図書館ツアーとか。
>いのさん
一番大きいのは、手を動かしてないこと。
海外では、入学したらすぐに受けるクラスでそういうのを専門にパッケージしたののがある。
アメリカに行った感じだと、高校までは自分を主語に語ることをやって、大学までは一般教養をしっかりやって、大学院まで行くと徹底的に論文の書き方を習うシステムになってる。
>まりこ
カナダで思ったのは、Iを使うと全部×がついてくる。レポートに必ずフィードバックがある。
>いのさん
TA(修士の人)などがシステムとしてしっかり組み込まれている。TAを育てる方法も持っている。
社会として、人を育てる方法を持っている。先人がやってきたことを学ぶのは、時間の短縮になる。
人がいる意味は、人生の進歩。今まで受け継がれたものに何を付加価値としてつけるか。
>いのさん
今回の教科書も、チャぷターの最後を見るといろいろなことが分かる。
>あゆみ
この本全体に通じることだけど、How Toを身に着けるというよりも、概念を覚えることが重要。
【本間氏によるメディアの使い方】
○ メディアセンターの持つデータベースの使い方
・ 基本的には、CNSのネットワーク内だけだけど、学外からはKeio,jpから使うことができる。
・ 使い方は、メディアセンターウェブページに載ってるよ。
・ 一番よく使うのは、CiNii 論文、雑誌記事の検索ができる。
・ これを全部あたると時間がないので、基礎の文献を抑えてから使うようにする。だんだんとタイトルを見ただけで必要なものがあるようになる。
・ 本文に「なし」と書かれているのは、DB化されていないもの。
・ 詳しいことは、データベースウィークってのがあるのと、常時職員が二階にいるので。
⇒詳しいことは、本間氏に!
>あゆみ:
DBに関する意識の高さはある?
>本間氏;
いやー、低いですよ。
自分で見よう見まねでやったり先輩に聞いたりしてやっていた。
一応、資料検索法って授業があるけど、実際にはほとんどの学生はDBを使わずに卒業している感じがする。
【宿題をシェアしよう!】
>まいかちゃん:
みらいちゃんと一致したのが、周りの求める結果を求めるあまりに、自分の求める結果をおろそかにしてしまうことがあって、原点回帰しなければいけなくなることがある。
>みらいちゃん
社会起業家とかって、やらされているというより自分でやっているので、挫折してもやっていける熱意が出てくるのではないか。仕事と遊びの境界をなくしたい。
>いのさん
「大学入学してから楽しかった、自発的な勉強が楽しかった」やりたくてやっている。
この本に出てくる人って、学者というより起業家的な人が多いよね。事業の起業家と、学者の起業家、何も変わらないよね。実は、本当は違わない。
>てん
やり方がきちんとかかれているから、楽。事業計画書って書く機会ないけれど、研究は誰でもできるチャンスがあっておもしろい。
>本間氏
自分の名前で、研究の成果を出すことって難しいという話も聞く。
>いのさん
それは、どこでもあるよね。日本の研究界はぼくもいいと思わないし。
アメリカの産業の最強は、大学。アメリカ最高の叡智を持っていて、上に行けば行くほどアメリカ人が少なくて、目的もはっきりしているので研究することが楽しいらいしいよ。
インタビュースキル
>いのさん
金子さん、Ashokaへみんなからの質問を3つしたそうです。
日本には興味あるけど、日本の状況をよく分かっていないよう。誰かがリエゾンパーソンになれれば。
>いのさん
個人としてインタビューを始めたのは、社会起業家に興味を持ったころから。
人によって、書く内容も変える。
最初のコンタクトもメール、FAXもだめで手紙がきくこともある。
全てに通して同じだったのは、個人の顔、日本でマーケットプレースを作りたい、という想いをきちんと伝えるようにしていた。
最初の頃は、マッキンゼーの人と一緒にやっていて、すごいインタビューした後に文句をつけたりすることもあったけど、基本的にいろいろ盗めた。
植山さんのインタビューは非常にナチュラル。項目は用意するけど、最初は関係性を作るようなところから入って、関係性を作ったらそのあとに胸に飛び込むような質問をするようにした。
場数を踏まないといけないし、人によって違う。ぼくはインタビューした人に最後おごらせてしまうような感じだし、植山さんは左脳的に小さなファクトを拾うやり方でタッグを組んでやっていた。
ICレコーダーに関しては、細かい話だけど、頼った結果遅くなったり埋もれてしまう可能性もあるので自分たちのタイプで決めていけばよい。
最後は、関係性を作って、コストとベネフィットに細心の注意を払うようにする。
具体的なお礼と、何を返せるかフル回転でその場で返す。ウェブでPRにもなるけれど、すごくちゃんとうなずくとか、関心を表明して伝えること、「大学生としてこういうことを思っているけどいかがですか?」「ここまでしか想像できないけれど、どうなんですか?」など。
キャリナビ:インタビューされた人がうれしくて、他の人を紹介してしまうぐらい。
いのさんのお母さんもインタビューされている!
ほめられる、認められるということは意外とされていなくて、しかもうれしいほめられ方はきっとあるはず。その人の立場に立って考えることができると思う。
だからいいインタビューをできることはすごく大事。
>バードさん
イベントとかで人と話すのも同じこと。
>いのさん
世の中とインターフェイス!いの研、慶應のブランドと関わってくるからね。
プロのいたビューする人にやってもらうと、すごいレベル高くて、神田さんのとか、ドラフトで見せてもらうと直しつくされて、調べつくされてみることができる。