井口恵太宿題
1:「What is システム思考?」
物事の構造をとらえることをシステム思考と呼ぶ。
世の中にある物事(問題や現象)は一見単発的なものに見えるかもしれないが、実はそれが連続した結果生まれてくる構造になっている。だから、一つの問題を解決してもほかの膿が出てくる結果となってしまう。その解決策として、連鎖やスパイラルを描く物事の構造を見つけ出し、効率よく理解するだけでなく、問題を解決する手段として有効であるといえる。というのも、連鎖する現象にはレバレッジと呼ばれる場所があり、そこに解決策を働きかけることで効率よく物事の構造が変えられるからである。さらに、システム思考は応用が利く。新しいアイディアを出すためにもブレスト感覚で利用することができる。右脳の潜在能力を引き出し、アイディアを体系化した形で視覚化できる。本ではそれを「構造を見極め、構造に働きかける」と述べている。一言でいえばこれがシステム思考だと考えられる。
2:「なぜシステム思考が大切か?」
正直、システム思考は一つの物の見方に変わらないと感じる。問題に限らず、因果関係で物事が現象となることははるか昔から言われている。でも、その中でシステム思考は特筆重要であることを述べるのであれば、これが右脳+左脳の思考方法であると著者は述べているからである。これまで、因果関係を述べるロジックはデカンショによって左脳思考として大成されてきた。その結果が資本主義の世の中である。経済学も所以たるはそこにある。ところが、本著書で筆者は右脳思考したイメージングを左脳のかたちでアウトプットしているのである。要するに、右脳をこれまでロジックで説明できる概念はなかったが、アイディアやイメージといった右脳をシステム思考、TOCで視覚化、ロジック化することに成功している。つまり、右脳+左脳の時代を生き抜くために大切なツールであるといえる。
▼問1
<よいインタビューの5カ条>
インタビューだと思わず、雑談と思え!
雑談だが、聞きたい要点をあらかじめ用意しておけ!
アイスブレイクはアポ取りから!
飲みよりカフェで!
しゃべりながら打つな、書くな(ICレコーダーをつかえ)!
▼問2
インタビューの事前に、質問したい事項をあらかじめ列挙しておきなさい。
インタビューは雑談と同じで、アンケートではないことを意識しておくべき。「インタ」ラクティブに聞きたいことを聞き出すのがインタビュー。だから、話の筋だけをあらかじめ自分の中で決めておかないと聞きたいことが聞けない場合もある。
次に、インタビュー当日は、テンションをあげておきなさい。
新しい人と出会う一日の始まりは朝にある。前日の飲み会やオールはタブー中のタブー。早寝早起きをして、すがすがしい気分で朝をむかえる。憂鬱な気分で人と楽しい会話はできない。いかに、楽しいインタビュー環境を作れるかが、相手の心をつかむポイント。こいつと話していて楽しいと思わせたら、勝ち!テンションが実は重要な空気作りの決め手になることを忘れてはならない。
さいごに、インタビューのあと、自宅に戻ったらICをペーパーにおとしなさい。
これは仕事の一貫。ただの雑談で終わらせないためにはフィードバックが必要。相手の前でせかせか手仕事をするのは失礼もいいところ。インタビュー中は了承を取って、ICレコーダーを利用する。自宅に帰ったとき、初めて文章化する。実はこれ、フィードバックする機会をあえて作るという仕掛け。メモだったら見返し、見落としがあるが、ICレコーダーなら完璧なフィードバックができる。敵陣へのヒアリングなら戦術を練る最大の材料になる。