HOME » 社会起業とは » 研究会でやったこと、資料、みなの宿題など » 2007年秋学期 » 2月8日 最終ペーパー » 「ビッグイシュー日本」の地域展開 -社会的企業の事業展開-
長谷川知広の卒論です。
論文概要
「ビッグイシュー日本」の地域展開の分析および今後のありかたを提案する。通常のビジネスであればその事業(店舗)を広げるために、「マニュアル化」や「組織の仕組み化」をすることで事業や店舗の拡大しいては利益の拡大を進めることが可能である。しかし社会的ビジネスである「ビッグイシュー日本」では、マニュアルを作りそれをまもらせるという従来型の事業の広げ方が成り立たない。なぜなら、支部の人間はそのビジネスに共感しボランティアで支部の運営をしてくれる人たちであり、通常のビジネスが用いる管理型の組織作りでは彼らの自主性を損ねてしまうからだ。社会的ビジネスであるがゆえに、人が共感し協力してくれる。がしかし、共感と協力によって成り立つ事業であるがゆえに、管理型の組織作りの方法が成り立たない。この相反する課題をどのように乗り越えるべきか、これが本論文の扱うテーマである。結論では、社会的ビジネスである「ビッグイシュー日本」のよさを残しつつも、フランチャイズビジネスから学べる点を指摘する。
論文はこちら(2MBあります。)