井上英之 研究室

Comments:

内容に関するご意見・ご感想はコンタクトフォームからお寄せください。

Login:

Your Login Details

Forget Your Password?

Edit:

管理ページ

Version:

andreas01 v1.2


【report】寿町(神奈川県横浜市)サイトビジット

12月15日(土)13時~

井上先生のコミュニティインベストメント論の補講で、神奈川県横浜市にある寿町を訪ねた。研究会メンバー数人と、SVPの方も参加して、20数名の大所帯でお邪魔し、たっぷり2時間強貴重な体験をさせていただいた。

●寿町

寿町のことを簡単に説明すると、「日本3大ドヤ街」の1つに数えられる日雇い労働者の街で、現在では人口6500人中60%が高齢者という、高齢化が厳しい区域でもある。街の中央に職業安定所をもち、かつては路上に人がたむろしていたり、廃棄物(実はこれも業者による町内への不法投棄の結果であるという。)がおかれているために、治安が悪い等、悪いイメージから敬遠されがちだったが、路上生活者への声かけをきっかけに結成されたNPO法人さなぎ達を中心として、さまざまな取り組みによって、街が変わりつつある。

*寿ムービー

(寿町で活動をする岡部さんたちが、寿町での取り組みを知ってもらうために作ったプロモーションビデオです)

*NPO法人さなぎ達

http://www.sanagitachi.com/wiki/?FrontPage 

●無理やり変えようとするんじゃない、変わっていくの。

ドヤを使ったホステルの経営を行っている、(株)Funny Beeの事務所で最初にお話をうかがったあと、町内をぐるりと見学、屋上で設立メンバーのYさんや、寿町で長年活動されている建築家の岡部さんのお話をうかがった。

印象的だったのは、 Yさんが口にした、「無理やり変えようとするんじゃない、変わっていくの。」という言葉。寿町では、建築家や芸術家をはじめとする、さまざまな仕事やバックグラウンドを持つ人が集い、何かを残していく。それらの人がこの街に来るのは、「何もない場所」と思われていたけれど、目線をかえるといろんなものが「あった」ということに気づいたから。それらの来訪者は、それらの「資源」を使って街で起こることに“てこ入れ”をして、何かが育つ土壌を作る。もちろん失敗するときもあるが、それによって思いもよらない変化が起こったりする。

ミツバチはただ蜜が欲しくて花に寄っていったら、気づいたらいろいろな花に花粉を運んでいて、花が元気に咲くお手伝いをする。 最初から、花をはかせる使命がミツバチに課されていたわけではなくて、「気づいたら運んじゃってる」のである。「Funny Bee」という社名はそこからきているという。

寿町で行われている色々な取り組みは、ちょっとお茶目ないたずらが、きちんと誰かのためになっている、というところに魅力を感じる。誰かのためになろう、とするのはすごくいいことだけど、そればかり考えていると、少し疲れてしまう。 でも、違った人が違った場所から集まって、そういういたずらを仕掛けているうちに、気づいたらちょっと生きやすくなっている、というのだったら、私にもできるかもしれない。そう思えた。カラフルな看板で寿町の住民を横浜市長選挙に巻き込んだ建築家の岡部友彦さんの話によると、そういうきっかけは、「カン」と「流れと出方を見ること」で作り出すという。だから街の中で起こっていることに敏感でいることは大事だけれど、何より大事なのは、「やってみること」だそうだ。

何事もやってみよう。何が起こるか見てみよう。お、それっていの研のカルチャーじゃないの?!

(文責:村井裕実子)

  *(株)Funny Bee

http://www.funnybee.co.jp/top/ 

*「選挙に行こうキャンペーン」

http://www.hamakei.com/headline/1518/ 

 

 

 

 

 
hur mycket kostar viagra köp kamagra på nätet