自分が学期末に書くマイ・ペーパーの計画書を
以下の点を必ず含めた上で2〜5枚程度でまとめてみてください。
この分量にまとめることが大事です。
0.ペーパーを誰に向けてかくか、どう使いたいか
初めて会った人(「おもちゃ」をキーワードに世の中を見た事のなかった人)に、
自分が「おもちゃ」を通して、何をどう捉え、
何を問題としているのかを分かりやすく伝えるために書く。
というか、まずはこれを書く事で、自分自身の考えを整理するのが第一目的。
さらに、どこに客観的なデータやリサーチが必要なのかを明確にしつつ、
実際に情報を集めるきっかけにしたい。
1.タイトル、サブタイトル
「日本の子どもたちとおもちゃのよい関係」
2.テーマの要約
モノが溢れる現代の日本社会において、子どもたちの遊びに変化が起きている。
その現象を捉えるには、単なる遊び場の減少や体力の低下、テレビゲームの定着などといった個別の事象に目を向けるだけでなく、
その背後にある、大人も含めた、ヒトとモノ(もしくはモノ的なコト)との関係の変化から見直す必要があると考える。
人間の素地を作る上で、全体として大きな役割を持つ「遊び」がその本質をいかに保つかを考えた時、
現在子どもをリードしている様にさえ見える「おもちゃ」のあり方をもう一度考え直してみたい。
3.マイプロを進める上で参考になる事例や業界、文献(とその考え方)に関する紹介
■「子供の遊びと玩具」審議会
ドイツで50年以上続く任意団体。商標「spiel gut」の認定と、メーカーと家庭双方に対し、評価基準の普及、啓蒙活動を行っている。
日本人でただ一人の審査員である伊藤翠さんとは高校の時からのお付き合い。こないだパエリヤおごってもらった。
■『おもちゃと遊び-良い玩具の手引書-』 著 spiel gut/訳 遊びと玩具研究会
上記の団体が家庭向けに発行している分厚い冊子。
文化的な背景は違うものの、今日本に多い「おもちゃありき」の玩具論ではないところが参考になります。
■NPO法人日本グッド・トイ委員会
日本で初めての玩具の総合的な商標認定団体。おもちゃコンサルタントなどの資格ビジネスでまわしている。
来年春に「東京おもちゃ美術館」新開設予定なので、何か関わろうとしてます。
理事長の多田千尋さんとはおもちゃ論で大盛り上がり。特に戦争玩具の捉え方で意見の相違が。。
■CRN(チャイルドリサーチネット)
こども学のオンライン研究所。いろんな視点からのデータや議論が集められてとても使えます。
人間の脳は、大人になると社会のために行動を起こす様にプログラミングされているとか!?
4.マイプロの現状報告と今後の予定
現状では、科学的なリサーチ(文献)はほとんど出来ていませんが、日本で会う事の出来るおもちゃ界の主要な活動人には
会ってきました!あとは日本の玩具メーカーにアタックしなくちゃ。。
文献は揃っているので後は、さらっとでもいいからすべてにまず目を通すことと、もっと子どものいる現場に行って、
様々な活動のoutputの現場からinputしてきたいです!
それによって本当に今僕が考えている事が正しいのか見定めながらアクション起こしていかないと
冬休みが終わるまでに文献やリサーチを集中的にやって、1月中にコトナゼミで「おもちゃ論vol,0」をやりたいと思います。
5.現時点で考えている、マイペーパーの章立て
1章 遊びとは何か 〜子どもの頃、どんな遊びをしていましたか?〜
遊びのイメージと実際の遊びの現場のズレ
「楽しい」と「楽」の違い
遊びのありか
モノ的なモノ(コト)の罠
2章 おもちゃの役割 〜〜
「おもちゃ」の発生
西欧と日本のおもちゃ観
知育玩具とは何か
「おもちゃ=ガラクタ」は本当に悪いのか?
おもちゃ「で」遊ぶ、おもちゃ「を」遊ぶ
3章 大人から変わる 〜大人が自身を見つめ直すこと〜